京都在住7年目のフードコーディネーター・フードアナリストです。
4月から沖縄生活始めます。

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ジォカトーリLunch
 
 久しぶりに3連休をとったので、先生(夫)とのんびり過ごしています。大きな外出はしない予定。今、人混みに行くことは出来るだけ避けたい(やっぱり新型インフルエンザが怖いです。それなのにマスクは何処も完売&入荷予定未定状態!)。それに、そもそも人混みは苦手です。
 今日のランチは、家から一番近い「ジォカトーリ」へ行きました。
 パスタランチ・Aランチ・Bランチの中から好きなコースを選びます。私はAランチ、先生はBランチ。

 シェフ=桑原さんが毎日焼き上げるパン。今日は甘夏のパンと無塩のパン。甘夏の爽やかな香りが鼻腔を抜けました。


 ‘前菜の盛り合わせ’は左から蓮根のピリ辛炒め、レバーパテ、レッドキャベツの酢漬け、モツ=センマイ、カポナータ。もちろんワインをいただきました。昼間っからほろ酔いになるのもいけないので、1杯で我慢我慢。白ワインをゆ〜っくり味わいながら・・・


 ‘ベーコンとカリフラワーのクリームソース’。茹で加減抜群のスパゲティー。ベーコンの旨みとコク、クリームソースベースにあっさりしたカリフワラーは相性が良いですね。家でも作ってみたいと思います。


 ‘デザートの二種盛り’。白いドーム型のものは‘カッサータ’リコッタチーズがベースの、チーズケーキのようなアイスケーキのようなデザート。ナッツやチョコ、ドライフルーツが沢山入っているから色んな食感にあたって楽しい。もう1つは‘カタラーナ’。プリンとアイスクリームの中間的デザート。濃厚。もっちりした食感は他のどのデザートとも違う感じ。

 エスプレッソで締めました。甘いデザートの後のエスプレッソは気持ちも引き締まります。
 ご馳走様でした。

 ゆっくりランチをしていたら、何ともう夕方!

 ランチもディナーもしているお店って休む暇もないのでしょうね。桑原さんは最後のランチのお客様を送り出し、きっと今頃ディナーの仕込み&準備をしているのだと思います。忙しいですね(>_<)頑張ってください。


 ジォカトーリ
 Add:京都市中京区間之町二条下ル 西側
 Tel:075−212−0611
 月曜日がお休みです
スースック(fregola)
 
 特別なルートで手に入れたfregola(フレーゴラ)500g。イタリア、サルディーニャ地方のパスタで別名su succu(スースック)と呼ばれています。


 初めて使う食材を前にすると、ちょっと緊張してしまいます。
 susuccu=fregolaはあまり知られていないパスタなので、レシピをネットで調べてもほとんど載っていない。色々調べてみて分かったのは‘パスタよりも、リゾットを作る時の調理法に近い’こと、‘海老や貝類のブイヨンで煮るのが良い’ということ。

 あれこれ頭の中でレシピを考えて、実際に作ってみました。

 フライパンで海老の殻を炒め、白ワインと水・チキンブイヨンの素を加えて蓋をしてしばらく煮たら殻を捨て、舞茸とズッキーニを加えてさらにコトコト煮ます。
 全てにしっかりと火が通ったらスースック(2人で80g。見た目は少なく見えますが、結構水分を吸って大きくなるのでこの量でちょうど良いと思います)を入れて7〜8分茹でます(というより煮る)。
 そこへ海老とオリーブオイル、塩&胡椒やイタリアンパセリなどを入れてざっと炒めたら(海老に火が通ったら)完成です。


 あぁ良かった。ちゃんと美味しく出来ました。でもちょっと海老入れ過ぎた〜。

  レシピ(分量)も公開したかったのですが、水・白ワイン・チキンブイヨンの素など減っては足しながら作っていたので、自分でも実際に使った量が分かりません(;一_一)

 今度は違うレシピを考えて、トライしてみたいと思います。




レストラン ラニオン
 
 最近胃の調子が良くなったり悪くなったり、で、外食を控えめにしています。調子の良い時は普通に(いえ、それ以上に)食べられるのですが。
 料理を作るのも、食べるの&ワイン飲むのだ〜い好きなのですが、元々そんなに胃の強い方ではないし、体重が増えてくると体調不良を起こしやすいのです=フードライターなんかにはなれないのです(>_<) 健康と体系維持の為の良いバロメーターにはなりますが。

 さて、一昨日のディナーは大好きなラニオンへ行きました。2年前よりも断然お客様の数が増えていて人気店になっているようです。雑誌などで宣伝しなくたって、本当に美味しくて雰囲気の良いお店には人が集まるのですね。

 それでは夜のコースを紹介します。

 お食事前のアミューズは‘カリフラワーのムースとフルーツトマトのソース’。
 カリフラワーって淡白で目立った風味はないものなのに、このムース、しっかりとカリフラワーの風味を感じました。フルーツトマトの赤とカリフラワーの白。色のバランスも考えられていますね。


 お次は‘ウサギとフォアグラのテリーヌ’。ラニオンのフォアグラ料理は最高に美味しいのです。横にちょこっと添えてあるマスタードを付けるとキュッと引き締まった味になります。パンもワインも進む、進む。


 スープは‘春キャベツと静岡産の桜エビのポタージュ’。なめらか〜、でもサラッとした飲み心地。私もスープを作るのが得意なのですが(自分で言っちゃった〜っ)、宮野シェフの作るスープは到底真似出来ません。お皿に残すのは勿体ないので、パンを使って1滴も残さずキレイに頂きました。


 パンはマダム(=恭子さん)の手作り。心を込めて作られているのが伝わってきます。このパン、どこのレストランのパンよりも好きなんです♪


 本日のお魚は‘甘鯛のグリエ えんどう豆のソース’。鱗揚げ(調理法)のおかげでサックリサクサクッとした食感。鱗の柔らかい甘鯛ならではの調理法です。青々と美しいえんどう豆の作り手は、和歌山在住の何と!95歳のおばぁちゃんなんですって!!


 お肉は‘岩手県産ホロホロ鳥のロースト セップ風味’。お肉は驚くほど柔らかくて噛めば噛むほどに味が出てきます。セップとはセップ茸(イタリアではポルチーニ)のことです。ヨーロッパの松茸とも言われるくらい香り高く、深みのあるとてもよいダシが出るのです。ドライポルチーニなら売っているけれど、生のポルチーニはよっぽど特別なルートがなければ手に入りません。生のポルチーニを使って何か料理してみたいな〜。


 デザートはグレープフルーツのムース。添えてあるのはストロベリーのシャーベットです。生のオレンジやグレープフルーツ(=柑橘系)は食べるけれど、それらを加工したものはあまり食べない私。柑橘系は生のまま食べるのが1番美味しいと思うから・・・なんだけど、さすが宮野シェフ。とても瑞々しいのです。ストロベリーのシャーベットも。なめらか〜で、スーッと溶けて心地良く無くなっていく感じ。


 デザートの後にはミニチュアマドレーヌ(これ大好き)とクロッカンとオレンジピール。

 先生はエスプレッソ、私は珍しく紅茶(いつもはエスプレッソ)。


 6月1日〜19日までラニオンはお休みになります。毎年この時期、宮野夫妻はフランスへ研修へ行かれているのです。美味しいものを食べること=1番の勉強になると思っています。楽しんできて下さい。
 帰国後早速予約入れたいと思います・・・もしかしたら、それまで待てずに5月中にもう1度お邪魔するかもしれませんが。



 レストラン ラニオン

 Add: 京都市左京区川端丸太町東入ル南側 キャピタルヴィラ丸太町1F
 Tel:075−761−1540
 木曜日と、金曜日のランチがお休み
 ※ディナーは必ず予約をして下さい



 
ブション
 
 先日、早めに仕事を切り上げられたので、前から気になっていた『ブション』へ足を運んでみました。
 到着したのは18:00。夕飯にはまだ早い時間帯だというのに、既に7組ほどのお客様がお食事をされていました。
 
 店内は赤と白のチェック模様のビニールのテーブルクロス。フランスの食堂を思わせます。
 そんな中で頂いたメニューを紹介していきます。
 
 ‘ブルゴーニュ風エスカルゴ’
 先生(夫)はエスカルゴが大好きなのです。私はちょっと前までは苦手でしたが、今はまぁまぁ・・・でもエスカルゴよりも、そのまわりのソース(?)の方が好きかな〜。ガーリックのきいたソースはパンに付けて食べるとホント美味しい。ワインが進みます。

 サービスで出されるパンはドーン!と迫力のある大きさ。左京区のビリキーノで出されるパンと同じくらいの大きさ(←分からない人、ごめんなさい)。手前に写っているオリーブのペーストをのせながら頂きます。

 ‘ニース風サラダ’もこれまたボリューミィー!!日本サイズではありません。トマト・スライスオニオン・オリーブ・ピーマン・インゲン・玉子・・・具沢山。モリモリと頂きました。


 メニューはこんな感じ。大学1年生の時に第二外国語で取っていたフランス語。もう少し真剣に勉強していたら読めたのに〜!ってちょっと後悔しました・・・


 メインは私も先生も‘牛肩ロースのグリエ エシャロットソース’。運ばれてきて第一声が「おおっ、大き〜い!」でした。
 サシの入った和牛とは全く違ったタイプの牛肉です。お肉(牛)は三嶋亭と決めているのだけれど、こういうのも新鮮で良いですね〜♪よ〜く噛みながら頂きます。エシャロットソースの酸味がお肉とよく合っていました。添えられたフレンチフライの量ったら!これで¥1400なんて、ブションって太っ腹なんですね。

 「出された物は残さずに」の私ですが、あまりにも多くてさすがに残してしまいました。
 ごめんなさい<m(__)m>

 ブションは、故郷の味を求めて通うフランスの方も多くいらっしゃるそうです。この日も20:30頃だったと思うのですが、店内満席&ウチ5組がフランス人でした。スタッフの1人(日本人)がフランス語を流暢に話すので、フランス人の方も安心して通えるのでしょうね。

 会話の弾むレストラン、ブション。また行こうと思います。


 ブション
 Add:京都市中京区寺町通り二条榎木町71−1
 Tel:075−211−5220
  Lunch:11:30〜14:30 Dinner:17:30〜21:30
 木曜日定休
 
hikari-yurari 2度目の訪問
 
 前回ランチタイムに伺って、一目惚れならぬ一口惚れをした私と先生(夫)。今度はディナータイムに再訪問いたしました。
 hikari-yurari。http://kyoto.cool.ne.jp/hikari_yurari/index.htm
 良い意味で‘料理マニア’なシェフが全て1人で仕切っていらっしゃるイタリア料理店です。
 どこがマニアか、って・・・色んなものが自家製=手作りなのです。パスタ、ハーブ、スモークサーモン、アンチョビ、ソーセージ、生ハム、白カビチーズに青カビチーズ・・・シェフは全神経を料理の為に注いでいらっしゃるのだと思います。
 シンプルだけど、手の込んだお料理。なのにランチもディナーもとてもリーズナブルなのです。ワインも。

 ディナーはAコースBコースの2コース。今回私たちの頂いたBコース(前菜+スープ+パスタ2種類+メイン+デザート+飲み物)を紹介いたします。

 前菜は‘ホワイトアスパラガス 自家製生ハムと玉子クリーム添え’
 食感の良い新鮮なホワイトアスパラガス(当たり前だけど、缶詰とは全く違います。味も食感も)。ホワイトアスパラガスにはやっぱり玉子が合いますね。淡いキレイな黄色の玉子クリームは茹でタマゴをペースト状にしたようなものでした。ホッとする味。塩分控えめですから、程よく塩気の効いた自家製の生ハムと一緒に頂くと相性抜群。




 パンの写真を写し忘れてしまいました。こちらは前回の写真。
 フォカッチャとグリッシーニ、もちろん両方ともシェフの手作り。


 スープは‘春キャベツの冷製スープ’
 何て優しい味なのでしょう。春キャベツの甘みと旨み・・・目を瞑ったまましみじ〜みと頂きました。「スープの美味しいお店は全て美味しい」という法則(?)がありますが、それは本当だと思っています。


 ‘新ジャガイモのニョッキ 自家製チーズと碓井豆を散らして’
 青々しい碓井豆。春を感じます(もうすぐ暑い暑〜い夏ですが)。ニョッキのムチッ、ネチョ、ニチャっとした食感が良いですねぇ。


 ‘文甲烏賊とイカスミのスパゲッティ’
 市販のイカスミソースを使うと真っ黒になりますが、hikari-yurariのものは違います。もちろん手作り。見た目ちょっと焼きそば?みたい??柔らかいけれどきちんと食感の残った文甲烏賊が贅沢にゴロゴロ入っています。


 ‘吉備高原鶏のタリアータ 新玉葱と内臓のソース’
 「脂身の無い胸肉が、パサパサせずにこぉ〜んなにしっとり柔らかいなんて!」と先生も私も驚きました。‘内臓系’は苦手な方も多いでしょうけど、こちらはクセがなくとっても食べやすい。玉ねぎがとろとろ〜で美味しい。パンチの効いたピンクペッパーも良いですね。


 最後、デザート。‘オレンジ尽くしのドルチェ’は名前の通りオレンジ尽しです。トップにオレンジ。その下はオレンジのムース。さらにその下はカンパリのゼリーとブラッドオレンジのシャーベット。
 自ら‘オレンジ系のデザート’を選ぶことがあまりないので、何だかとても新鮮でした。


 食後の飲み物はコーヒー・紅茶・エスプレッソから選べます。私たちはエスプレッソを頂きました。スプーンにちょこんと乗っているのはサクッとしたメレンゲ。こういうちょっとした心使いが嬉しいです。


 お店は予約で満席。
 シェフ1人で何でもこなすので相当忙しそう。それなのに、余裕のない表情は全く見せません。「お料理お待たせしてしまって申し訳ございません。もう少々お待ち下さい」と時々お声をかけて下さいました。凄いな〜シェフ。

 これからも応援していきたいお店です。ご馳走様でした★


 hikari-yurari
 Add: 京都府京都市左京区田中大堰町202(鞠小路通り×今出川通りを上がった所)
 Tel: 075−703−7021
 月曜日はお休みです