京都在住7年目のフードコーディネーター・フードアナリストです。
4月から沖縄生活始めます。

mailはこちらへ sachico.st@gmail.com
<< November 2008 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
自然派 中華料理
 
 私と夫は週に1回のペースで京都へ通っています←残念ながら遊ぶためではなく(;一_一)仕事のため。ホテルで1泊して、しっかり2日間働いています。
 京都は、日本で最も人気の高い観光地。それは、京都に住んだことがあるのでよぉ〜く分かっておりました(バスなんか東京の朝の通勤ラッシュみたいに混み混みです)。分かっていたけれど、ここまで凄いとは。
 ・・・というのは、先週末のこと。出張のための宿泊先を予約しようと、インターネットで探しはじめたのだけれど、探せど探せど見つからないっ!京都は全滅。大阪も奈良も・・・あり得ない(+o+)!!途方に暮れはじめた頃、滋賀で1軒だけ見つかりました。近江八幡から徒歩3分のHotel New Omi(ホテル ニュー オウミ)。あぁ良かった、神様っているのね☆と思いました。

 職場は京都駅前。仕事をちょっと早めに切り上げて急いでホテルへ向かいました(ディナーのラストオーダーが終わっちゃったら大変なので(笑)。7:45分にチェックインし、部屋に荷物を置いてすぐB1Fへ。
 化学調味料を一切使用せず、素材の自然な美味しさを堪能できる中華料理店『桂林』です。

 
‘3種冷菜盛り合わせ’は、蒸し鶏の胡麻ソース掛け・くらげの冷菜・黒豚チャーシュー。

 ‘紋甲イカと季節野菜の炒め物’。花切りにされたイカは食感が面白い。人参・チンゲン菜・ブロッコリー・金針菜(これ大好き。スーパーでも普通に売っていたらいいのに、と思います)銀杏・数種類のきのこ。味付けはものすごくシンプル。それぞれの食材の旨みが生きています。



 ‘フカヒレの姿煮’は(特に)夫が好きで、メニューにあると頼むことが多いです。コラーゲンたっぷりだから私も嬉しい。


 ここまでは紹興酒を飲んでいたけれど、‘豚の角煮’は赤ワイン(ボジョレーヌーボー)と頂きました。紹興酒・赤ワイン、どちらにも合うと思います。皮付きでプリンプリンの豚の角煮。「白御飯にかけても美味しいだろうなぁ」と夫。でしょうね♪

 化学調味料を使っていないのに、こぉ〜んなに美味しいなんて(ん?使っていないから美味しいのかな?)。

 ホテル内のレストランというのは、世界中&老若男女客層様々です。ですから、好き嫌いの分かれそうなジャンル・個性的過ぎるお料理よりも、誰からも好かれるジャンル・定番物が多いのです。
 
 定番=安心・ホッと出来るお料理で、1日の疲れがとれました。
 
 すんなりと京都で宿泊先が見つかっていたら、Hotel New Omiの「桂林」で夕飯を頂くことは無かったのだな・・・そう思うと、逆に良かったのかも、と思いました。桂林のディナー、とても満足できました♪
 しかし、これからは早めにホテルの予約はしなければ!と思いました。桜・GW・紅葉・祇園祭の時期は特にホテルの予約が困難になります!皆様も気を付けてくださいませ。



玉葱が主役のイタリアン
 
 店名は『CIPOLLA(チポラ)』、イタリア語で玉ねぎという意味です。
 野菜炒め・ラタトゥイユ・ハンバーグ・肉じゃがにカレー・・・いろんな料理に使える万能野菜=玉ねぎ。ですが、実は主役を引き立てるための脇役で使われることがほとんどでした。そんな玉ねぎが、CIPOLLAでは大役を務めています。
 エントランスにも、メニューにも玉ねぎの絵が描かれています。

 インテリアにも玉ねぎ(何と照明器具が玉ねぎの皮!!←意味が分からない人はCIPOLLAへ行ってみてね)が使われています。
 そんな、玉ねぎな店内ですが、全てのFoodメニューに玉ねぎが使われているわけではありません、念のため。
 
 ‘生ハムと温度卵のまろやかサラダ’←※温泉ではなく温度。物は温泉卵と変わりません(笑)
 お料理に卵が乗っていると嬉しくなってしまう。よーく混ぜて頂きます。美味しかったけれど、クルトンがのっていたら更に美味しくなると思う。

 船の形をしたタルトの上にフォアグラのテリーヌがのった‘フォアグラのテリーヌのタルトレット’
 ねっとり×まったりとしたフォアグラ・サクサクのタルト・赤ワインで煮込んだイチジク・赤ワインのジュレ・ブラックペッパー、全てを一緒に口に含んだら、これがとっても合う!パーフェクトな組み合わせ。赤ワインが進みます。

‘ローストビーフのカルパッチョ仕立て’はpiattino(ピアッティーノ=小皿:ハーフポーション)で。
 CIPOLLAではpiattinoで頂けるお料理が数多くあります。だから「あれもこれも」食べられる。ワインのおつまみに合うものが沢山で、食いしん坊な私は目移りしてしまいました。

 
 「オーダーしてから時間がかかる」ということで最初に頼んでおいた‘丸々玉葱のロースト’
 ぷっくりとした可愛らしい玉葱。時間をかけてじっくりとローストされた玉ねぎは、中までトロトロ〜♪飴色玉ねぎと、バルサミコソースと一緒に頂きます。余計な味付けはほとんどしていなくて、玉ねぎの自然な旨みを味わえます。「しょっぱくない」料理に感動★(←夫婦揃って塩加減に敏感なので)

 
 最後はパスタで〆ました。‘ベーコンと茄子・リコッタチーズのトマトソースパスタ’
 揚げ茄子とベーコン・リコッタチーズが、トマトソースの酸味をまろやか優しい味わいへと変えてくれました。スパゲッティーよりも平らなこのパスタは・・・リングイネ?かしら?

 「メイン1皿よりも前菜を数多く食べたい」という人にはぴったりのレストランかもしれません。
 ご馳走様でした。
 福岡での職場から近いCIPOLLAは、職場のスタッフもお薦めな1軒でした。


 『CIPOLLA』(チポラ)
 Add:福岡市中央区大名1丁目3−30−2F
 Tel:092−738−2627
 HP: http://cipolla.jp



こんな大きなフカヒレ!!
 
 新規開拓をしたい時、私が参考にしているのは某ブログ、食べログ、そして雑誌。
 ‘食’の雑誌は数多くあるけれど、料理通信・Leaf・あまから手帖が特にお気に入りです。先月(だったかな?)発売された持ち運びの出来るミニサイズ版の‘あまから手帖’を参考に行ってみたのは、新町通仏光寺上ルにある『Chinese 兪(ゆ)』。
 オシャレでもない、スタイリッシュでもない、ゴージャス感もない(←失礼っ)一見ふつ〜の中華料理屋さん。地元密着型といった感じ。
 外見で判断してはいけません(笑)!

 中国の家庭料理で出てきそうなメニューが主です。
 まずはこれでしょ!『前菜4種盛り』に+ピータン。紹興酒と一緒に頂きました。


 次は『大海老のガーリックピリカラ』
 メニュー名からイメージしていたものとは、良い意味で全然違いました。エビチリみたいなものが出てくると思っていましたから。揚げ茄子・ピーマン・赤ピーマン・長ネギ・銀杏と具沢山。

 大きい海老は1口じゃあ口に入らない。プリップリ♪

 今回、兪で頂いたメニューの中で特に絶賛したのが『フカヒレの姿煮』。
 どどーーーーん、と大きなフカヒレの姿煮。これが何とびっくり¥5000です!!この大きさのフカヒレだったら普通(=他の中華料理店だったら)¥9000〜¥15000はするでしょう。
 これが本当に美味しくて美味しくて、私も夫も感動しっぱなしでした。とろみのあるスープはチキンのようなコクと旨みを感じました。出汁は何がベースなのかな??たぶん鶏だと思うのですが・・・今度行ったら確認したいと思います。

 今度から、フカヒレが食べたくなったら兪へ行きます!!

 定番の餃子。
 ちょっと焦げてます・・・けど、これが逆に兪っぽくて良いのかも。

 
 昔ながらの酢豚。
 昔は餡が赤っぽかったのだそうで・・・私は澄んだ薄茶色の餡の酢豚が普通と思っていたので、この酢豚が出てきた時は「赤っ!」とびっくりしてしまいました。ケチャップの赤?
 


 2人でこれは食べ過ぎですか?
 最後は葱ソバです。あっさりスープで〆にはピッタリだと思います。

 満腹!
 ・・・ってこんなに食べれば当たり前ですね(笑)
 でも美味しくて、ついつい食べ過ぎてしまいました。


 『Chinese 兪』
 Add:京都市下京区新町仏光寺上ル船鉾町
 Tel: 075−351−7750
 OPEN: 11:30〜14:00(ランチメニュー)
         17:00〜21:00(ラストオーダー)
 定 休 日: 月曜日
 
 
屋台デビュー★
 
 福岡に越してきた翌日、仕事仲間(T氏)と彼のお友達、夫と私の4人で食事へ行くことになりました。T氏はNY育ちNY在住の、色々なことをマネージメントするやり手の人。私の上司でもあります。そんな彼は、実は博多生まれ。高級レストランから屋台まで‘美味しいもの’にはかなり詳しいのです。
 そんなT氏が連れていってくれたのは、春吉橋のすぐ手前にお店を構える『武ちゃん』。餃子で有名な屋台です。
 私、実は昔からちょっと屋台に憧れていました。

 外は寒〜いのに中は意外と暖かかった・・・人の熱気のおかげかしら?

 名物の‘餃子’

 芋焼酎(ストレート)と頂きました。
 可愛らしいミニサイズの餃子。包み方も特徴があり、三角形。
 まわりカリッ、中はやわらか〜くて1皿じゃ絶対足りない。

 ということで、おかわり。

 あれ?1皿目より盛り付けがキレイ(※美味しさは同じです)。
 2杯目は麦焼酎をストレートで。
 餃子は、注文してから1つ1つ包んでくれます。武ちゃんの餃子はあっさりしているからいくらでも食べられます。

 中の雰囲気はこんな↓です。

 右の青い服を着て頭に鉢巻を巻いているのがここの主=武ちゃん。
 店内は常に満席で、武ちゃんの餃子を食べたくて外で待っている人もいました。あんまり待たせてはいけないと思い、早めに切り上げて2軒目へと向かいました。

 ご馳走様でした。本当に美味しかったです。
 近いうちにまた行くからね、武ちゃん♪


Figaroと‘お知らせ’

 日々美味しいレストランを探していますが、疲れている時は‘新規開拓’をせず、絶対に‘間違いない所’へ行くようにしています。
 メニューをある程度知っていて、お店のスタッフの方たちとも顔見知りで、食べ慣れた味のお料理。安心できる所で1日の疲れを取り除きます。
 河原町×丸太町にあるイタリアン『Figaro』(フィガロ)はそんな時に行くレストランの1つです。
 Figaroへ1歩足を踏み入れるとホッとする♪
 
 さてお料理の紹介をしていきましょう!


 「北海道厚岸産生ガキ ライムのジュレ」
 これは夫の分←私は生の牡蠣が苦手なので・・・牡蠣フライは大好き♥なんだけど。

 2品目 は‘牛・ハチノスとレンズ豆のサルシッチャと豚肉のサルシッチャ、2色のパプリカのマリネ添え’

 これは何度もリピートしていますが飽きることはありません。サルシッチャ(=ソーセージ)はハチノスやレンズ豆が入っているから食感が豊かで、味に深みがあります。泡、しっかり目の白、赤ワイン、どれを合わせても合うと思います。横に添えてあるパプリカのマリネももちろん美味しい。


 3品目はパスタです。
 ‘大山・都鶏もも肉と蓮根の白ワイン煮込みソース 山椒を練り込んだフィットチーネ’

 パスタに山椒が練り込んである=手のかかったパスタ。口に含むと、ふわっと鼻から山椒の香りが抜けます。シャキシャキ蓮根も入って、何となく‘和’テイストを感じるパスタ。これは家でも真似して作ってみたいと思いました・・・山椒を練り込んだパスタは無理だけれども(+o+)

 
 メインは‘仔羊肩肉の赤ワイン煮込み じゃがいものピュレ添え’

 デミグラスっぽさをも感じる仔羊の赤ワインの煮込み。夫は‘赤ワイン煮込み’が好きなのでどこのレストランへ行ってもメニューにあると必ず頼みます。お肉をじゃがいものピュレに絡ませながら食べます。しっかり目の赤ワインと一緒に頂きました。

 本当はデザートも頂きたかったのですが、私、ちょっと最近食べ過ぎで体重をセーブしなければならないのでここでストップさせていただきました。

 タイトルにも書きました‘お知らせ’ですが、実は私、引っ越しをします(*_*;
 行き先は明太子が名物の福岡!!
 ・・・と言っても100%福岡で生活をするわけではなくて、仕事の都合上、京都と福岡を7:3ぐらいの割合で行き来する予定です。
 引っ越しは明後日=16日。今回は全て業者さんにお任せのラクラクパックです。引越しの前日も仕事ですから(夫なんて引っ越しの日も夕方まで仕事です)。
 ラクラクパックってどこまで業者さんに任せて良いのかしら??とちょっと不安になってきました。何もしなくて良いと聞いているので、本当に何もしていないのですが・・・大丈夫かな?業者さんに怒られたらどうしよう・・・と今さら不安になっているのです。

 
 
みたまやの黒みつだんご
 
 最近‘洋’よりも‘和菓子’を食べる機会が増えました。
 先日、憧れのM氏から『みたまや』の‘黒みつだんご’をいただきました。

 いただくのはこれで2度目。
 初めて食べた時からこのお団子に惚れてしまって、また食べたいな〜と思っていたところでした。

 私、黒蜜は苦手だったはずなのですが・・・
 
 これは大好き❤
 黒蜜がジュレ状になっていて、その周りにはお砂糖を加えていないきな粉がたっぷりとまぶしてあります。
 さらっと軽いお団子なので2〜3本は食べれてしまいますよ。


 美玉屋
 Add:京都市左京区下鴨東本町18
 Ted:075−721−8740

じき宮ざわ(後半)

 昨日に引き続き‘じき宮ざわ’の記事をアップいたします。
 とその前に、首の心配してくださった方々、ありがとうございます。
 実はあの後、病院へ行きました。治るはずがどんどん悪化していってしまったので(-_-;)
 診断結果は‘首の骨の間にあるクッションみたいなものがズレている’ということでした。何が原因でそうなってしまったのか分からないのですが、今は首にカラー(←コルセットみたいなもの)を巻いて(仕事中は外していますが)薬を数種類飲んでいます。少しずつ良くなるといいのですが・・・

 さて本題にいきましょう!

 じき宮ざわの夜のコース8品目は松茸とクエと水菜の土鍋。グツグツしているのが伝わるでしょうか?
 宮澤さんに「土鍋熱いですから触らないように!」と言われ、そのすぐ後に夫に「いい?触っちゃ駄目だよ!」と注意され・・・「大丈夫だってぇ、私もう子供じゃないし」と言い返しましたが、よく火傷するんだった、私。2度注意されて丁度いいのかも(笑)。

 このクエ、25kgもあったのだそう。全くクセがなく、脂がしっかりのっています。クエはコラーゲンが豊富♪なんですって♪


 艶々した炊き立てのご飯は、この後3回に分けて出してくれます。

 芯の残った、パスタで言うところのアルデンテ状態のご飯。おかず無しで、ご飯だけ頂きました。おかずと一緒に食べてしまったら勿体ない気がします。

 2膳目のご飯は自家製のお漬け物と一緒に頂きました。

 塩加減が極限まで抑えてあるから、繊細なお米の味が引き立ちます。
 お味噌汁は赤だしです。日本人のクセに滅多にお味噌汁を飲まない私。久しぶりのお味噌汁に感動(笑)。

 
 デザートは柿です!子供の頃は大嫌いだった柿。今は大好きです。
 この柿、ものすごーーーーーーーーーく柔らかくて美味しい♪こんなに柔らかい柿、どうやって作ったのでしょうか??宮澤さんに聞けば良かった・・・
 スプーンで簡単にすくって食べられるぐらいの柔らかさ。甘くて美味しくって顔がニヤケました。

 
 最後は宮澤さんが目の前でたててくれた抹茶を飲みながら、可愛らしい鈴の形の最中を頂きました。

 中身は粒餡。
 そうそう、餡子も大人になってから食べられるようになった物の1つでした。
 最近‘和菓子’が好きになってきました。大人になった証拠=年を取った証拠?(笑)

 宮澤さんの作るお料理は‘和’なのだけれど、新しい食材を使ったり、面白い組み合わせ方をしたり、で最初から最後まで楽しめました。
 ‘通いたくなってしまうお店’に仲間入り決定しました。

 『じき宮ざわ』
 Add:京都市中京区堺町通四条上ル東側
 Tel:075−213−1326
 定休日:木曜日




じき 宮ざわ(前半)
 
 昨日Upしようと思っていたのだけれど、首・肩甲骨・背中、なんかその辺りを寝ている間に捻ったのか(寝相は良いはずなんだけど・・・)思うように動かせず、タイピングも出来ない状態でした。
 今日もまだ痛いけれど、昨日よりはちょっとマシかな〜?歩き方はかなり不自然です。もちろんジムにも行けない(;一_一)
 
 一昨日、今注目されている割烹店“じき 宮ざわ”へ行ってきました。
 色んなブログや雑誌で紹介されていて、ずっと行ってみたいと思っていたの。

 場所は堺町通り、四条を上がってすぐのところ。四条通りのすぐ近くなのに、静かなのがいいです。
 カウンター席たった9席のみ。木の温もりを感じる店内。

 割烹屋さんなのにワインの種類も豊富。最初から日本酒というのもなんですから、シャンパーニュを。じき宮ざわのご主人=宮澤さん自ら開けてくださいました。最初の1杯はやっぱり泡系がいい♪

 1品目。ズワイガニがぎっしり入った茶碗蒸し。いくらもたっぷりで贅沢です。上にかかった柚がアクセントになっています。

 ここで私は日本酒を頼みました。すると「好きなものを選んで下さい」と数種類の杯が・・・

 どれも味があって迷いましたが、左から2番目の杯でお願いしました。器がいいと中身が倍美味しく感じられます。

 2品目。下仁田葱と蒸しアワビ、とろろがけ。

 「え?これがアワビなの!?」ってぐらい柔らかい。今まで食べてきた、コリコリした食感のアワビとは全く別物です。1口食べて‘新種のきのこ’と思ったほど。香ばしくて甘味のある下仁田葱がまた美味しい。

 3品目は‘カワハギのお造り’。
 右の小皿に入っているものは、何と‘カワハギの肝醤油’!!肝を包丁で叩いて叩いてペースト状にし、お醤油と合わせたものです。

 カワハギのお刺身を、こうやって肝醤油に付けて食べるのです。

 絶品っ!!!!!美味しすぎる。
 あっさりしているのに脂がのっていて、身がプリプリしています♪ 「おかわりお願いします」って言いたかったぐらい。


 4品目は名物の焼き胡麻豆腐。

 焼いた胡麻豆腐に胡麻クリームがかかって、さらに炒った胡麻がどばっと。胡麻尽くしですね。
 まわりはサックリ、中ねっとり×とろ〜ん(でも後味あっさり)とした焼き胡麻豆腐。


 5品目は鯖と金時草の酢の物。
 鯖に添えられている、一見ワカメの様なものが‘金時草’。モロヘイヤの様な、ぬめりのある野菜。


 6品目は自家製のカラスミ。大根と一緒に頂きます。
 柔らかくて塩分かなり控えめ。カラスミを食べ過ぎると、後で喉が乾いて仕方なくなっちゃったりしますが、これなら食べ過ぎても大丈夫(笑)。とても上品なお味。


 7品目は銀杏。ぷっくら丸みのある銀杏。

 食べやすいように、宮澤さんが殻から出してくれます。
 お料理から‘思いやり’を感じます。

 ・・・首が痛くてタイピングをするのが辛くなってきたので今日はこの辺でStopしようと思います。
 続きはまた明日。
 
フレンチはココ!
 
 もう何度も足を運んでいるのに、行く度に感動してしまいます。
 ここ、ラニオンのお料理は本当に素晴らしい。正統派フレンチは、今どき希少な存在です。

 小さなアミューズ(前菜)
 (※実物大ではありません!かなり寄って撮ったので‘小さな’アミューズに見えないですね(-_-;)
 ムール貝、ウニ、カリフラワー、ブロッコリー。シャンパーニュによく合います。

  前菜は2種類から選べます。定番(フォアグラを使ったもの)or季節のもの。私は行く度に定番のこちらを頼みます。

 鴨とフォアグラのテリーヌ。
 マダム=恭子さんの焼いたパン、そしてシャンパーニュによく合います。
 ミニトマトが湯むきしてあって、ほんの些細なことだけど手がかかっているなぁと感心しました。


 スープは有機カボチャのポタージュ。鹿児島産の大きな甘エビも3つ入っていて豪華です。
 カボチャと甘エビの自然な甘み。サラサラとしたスープなのにしっかり濃厚。

 お魚は真鯛です。ソースはベルモット酒を使ったもの。お魚とソースの間にはホウレン草のソテーが。抜群の組み合わせです。
 家でも真似して作ってみたい・・・




 お肉は根室産蝦夷鹿 黒胡椒のソース。

 レア過ぎるお肉は苦手なのですが、全く!臭みがなくてペロリと平らげてしまいました。上質なお肉はレアが良いのですね・・・脂身のないさっぱりとした鹿肉。柔らかくてジューシー。黒胡椒のソースなので、スパイス感のある赤ワインがぴったり合います。


 デザートの前に出てきたのは、ヨーグルトのジェラート。上にかかっているのは木苺のソースです。

 ヨーグルトのジェラートって、水っぽかったり少しシャリシャリ感があるのが普通と思っていました。が、ラニオンのヨーグルトのジェラートはまったりとクリーミィでした。断然この方が好きです♪


 ラストのデザートは3種。

 キャラメルのジェラート、ココナッツのブラマンジェ、林檎のパウンドケーキ。
 盛り合わせって実はあまり好きではないのですが、ラニオンの盛り合わせは特別。3種類本当に美味しくて、1つ1つ心を込めて作っているのが食べる側にも伝わってきます。

 
 ラニオンは私・夫が‘1番好き’なフレンチレストランです。
 初めてラニオンへ行ったのは2007年の6月でした。その頃住み慣れた東京から京都に引っ越してきたばかりで知人・友人は誰もいなく、大好きなダンス教室へ通えなくなってしまったことでストレスを感じ、毎日「東京に帰りたいよぉ・・・」とメソメソしていた時期でした。夫を置いて1人で東京へ帰ろうかな・・・ふとそんな事を考えたこともありました(もちろん実行はしていませんよ(笑)、大好きな夫を置いて行けるはずがありませんから)。
 そんな、毎日がつまらなくて暗い気持ちになっていた時期に、ある人のHPでラニオンを見つけたのです。そして私はラニオンのお料理で救われました。
 初めてラニオンへ行った時のことは今でもハッキリと覚えています。全てのお料理が美味しいのですが、特にスープが・・・もう・・・目が回るほど美味しかったのです。回るほどというか、実際に目が回りました。味来(みらい)コーンのスープ。

 それからもう何度通っただろう・・・これからもずっと通い続けたいレストランです。
 塩や調味料で誤魔化すことなく、素材の旨みを最大限に引き出すお料理。
 純粋で真面目、勉強熱心なシェフと、シェフを支えるマダム=恭子さん。恭子さんとお喋りするのも楽しみの1つです。恭子さんの作るパン、大好きです。食べると何だかホッとするのです。
 
 これからもずっと変わらないでいて下さい。